美健JUMP! 病気のお悩み:目


「疲れ目、かすみ目」の症状に、

改めて知りたいブルーベリーと目の関係性



まぶたが重い、かすれて見えるなど目の異常を感じたことはありませんか?パソコンやスマートフォンが急速に発展している今、デスクワークが多い現代人の目のお悩みツートップとも言われているのが「疲れ目、かすみ目」。その症状や対処法をAll About「目の病気」ガイドである大高功先生が答えます。

Q.「疲れ目、かすみ目」ってどんな状態?
A. 目に疲労が溜まることによって感じる、一時的な目の疲れを指します。


疲れ目は、目を休めたり十分な睡眠を取ったりすることで良くなることがほとんどですが、単なる疲れだと思って放置しておくと慢性的な「眼精疲労」になってしまうこともあります。眼精疲労は一時的な目の疲れだけでなく、身体にも症状が出る「目の病気」なのです。

Q. どんな人がなりやすいの?
A. 目を酷使している人によく現れる症状で、疲れ目、眼精疲労はライフスタイルに大きな関わりがあります。


「疲れ目」チェックリスト

□ メガネ・コンタクトレンズを長時間使用している

□ 目がよく乾く

□ パソコンをよく使う

□ 夜更かしすることが多い

□ 1日3時間以上スマートフォンを見る

□ ストレスが溜まっている

□ 手先の細かな作業をする

※上のリストに4つ以上当てはまる人は特に注意しましょう。

パソコンやスマートフォンを利用する時間が増えたことによる目の酷使で起こる疲れ目、かすみ目。しかし原因はそれだけでなく、エアコンによる目の乾燥やストレスなどが原因で自律神経が乱れると目が乾き、視界全体がかすむこともあります。

私たちの目は、遠くを見る時や近くを見る時に、カメラのレンズのような働きをする水晶体を調節しながらピントを合わせています。しかし、度が合っていないメガネやコンタクトレンズの使用によって目の筋肉(毛様体筋)が無理にピントを合わせようとするため、目が疲れやすくなるのです。

また、老眼によってピントが合わなくなり、字が読みにくくなることも目を疲れさせている原因です。疲れ目を放置しておくと、症状は目だけでなく首・肩のコリや頭痛などを伴うこともあり、それを「眼精疲労」と言います。 日常生活における目の酷使に気を付けるだけでなく、自分自身の生活スタイルにも注意し、目も体も疲れを溜めないよう心がけましょう。 

Q. 眼精疲労の主な症状は?
A. 目に不調が出ることはもちろん、肩こりや頭痛などの症状が慢性的に起こります。


眼精疲労の特徴的な症状は以下の通りです。

・目の症状

目が痛い
まぶたが重い
目が乾く
目がかすむ
白目が赤く充血する
まぶしく感じる
まぶたがピクピク痙攣する

見えにくいのに無理をしたり、目が疲れた状態で何もしなかったりすると、さまざまな症状が現れます。

・体の症状

頭痛
肩こり
イライラする
吐き気
睡眠をとっても疲れが取れない

睡眠や休息をとっても目や体の症状が十分に回復しえない状態になる場合もあります。その際は病院で受診して正確な原因を突き止め、自分に合った治療をしていくことが大切です。

Q. 効果的な対処法は?
A. 目を温めたり休ませたりして、血流が良くなる食事をとりましょう。


目が疲れていると感じた時や、上記のような症状が出たら、まずは目をしっかり休ませましょう。目の疲れを取るマッサージを行い、蒸しタオルなどで目を温めると、目の周りの血行が良くなりスッキリします。パソコンやスマートフォンを長時間使用する場合は1時間ごとに休憩をとり、画面と目の距離は常に40㎝以上離していると目の疲れも軽減します。

また、普段から目や体の血流を良くするよう食事に気を遣うことも大切です。
目に良い栄養素としてはアントシアニン、ルテインがあり、主に抗酸化作用の高い食品に含まれています。これらの栄養素は人の体内では生成できません。消費・減少したルテインは口から補給する必要があります。抗酸化作用の高い栄養素を摂取すると、体内の過剰な活性酸素の発生を防ぎ、目の疲れや不調に役立ちます。緑黄色野菜やフルーツを積極的にとるようにしましょう。
特に、ブルーベリーは栄養たっぷりの健康フルーツでアントシアニンが豊富です。アントシアニンは強い抗酸化力を持っており、眼精疲労や肩こり、頭痛の改善などに効果的と言われています。また、アントシアニンは毛様体筋をほぐす役割も持っているので、目の疲れに有効です。アントシアニンの成人摂取目安量は57.6mg(ブルーベリー30~40粒程度)。食事だけで不足する場合はサプリメントで補うのも良いでしょう。

監修:All About「目の病気」ガイド 
眼科医 大高功(おおたかいさお)先生

1993年(平成5年) 慶応義塾大学医学部卒。

亀田総合病院、Miami大学医学部付属病院、静岡赤十字病院を経て、医療法人あいけい会の理事長となる。現在は横浜相鉄ビル眼科医院と西伊豆眼科クリニックを運営。

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