美健JUMP! 特集


ビタミン補給に最適!
子どもからお年寄りまで、みんな大好き『肝油ドロップ』



懐かしの『肝油ドロップ』。子どもの頃に食べた!という人も、多いのではないでしょうか。

今回は、おいしくて栄養補給もできる肝油ドロップの魅力に迫ります。

1.肝油ドロップとは?

肝油ドロップは、ビタミンAやビタミンDを手軽に摂取できる糖衣に包まれたゼリー状の栄養機能食品または医薬品です。水なしで服用できるのが特徴です。

2.肝油ドロップの歴史

脂溶性ビタミンの不足

明治時代、食糧事情が悪かった日本では、子どもの発育に必要なビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンの摂取が不足し、夜盲症(暗い場所で周りが見えづらくなる疾病)やくる病(骨軟化症)が問題となっていました。その不足を補うため、医師たちが推奨していたのが「肝油」でした。

肝油ドロップの誕生
肝油は、タラやサメなどの肝臓から抽出したエキスのことで、栄養的にたいへん優れています。しかし、当時は精製技術が乏しく魚類独特の生臭さが残って飲みにくいという難点がありました。また、肝油に含まれるビタミン類は安定性に欠け、保存も難しかったのです。

そんな中でも研究が進められ、ビタミンの安定性等を見事にクリアした『肝油ドロップ』が完成し、1911年(明治44年)に初めて日本で製品として販売されました。

戦後の日本で急激に普及

明治時代に誕生した肝油ドロップは、戦前戦後にかけて深刻な食糧不足と栄養不足に陥った日本で、栄養補助食品として一気に浸透していきます。全国の小中学校へと届けられ、子どもたちの健康と成長を助ける一端を担ったのです。

3.現在の肝油ドロップには「肝油エキス」が配合されていない!?

現在は、肝油の主成分である脂溶性ビタミンが安価で製造されています。これにより魚独特のにおいの問題も解消できるため、「肝油エキス」そのものを使わない脂溶性ビタミンのみを添加した「肝油ドロップ」が主流となっているのです。しかし、肝油にはビタミンA・Dだけでなく、美肌や新陳代謝の活性化に効果があるとされるスクワレンなど、健康を保つ多くの成分が含まれています。肝油エキスそのものが入った肝油ドロップもあるので、成分表示をチエックし自分に合った肝油ドロップを見つけましょう。

4.肝油ドロップは、子どものためのもの?!

子どもの成長に必要だと思われがちな肝油ドロップですが、実は乱れた食生活を整える+αの栄養補助食品として、どの年代にもとても頼りになる存在なのです。

・成人

平成30年の「国民健康・栄養調査」の結果では、働き盛りの20~30代が最も栄養不足で、一番不健康な生活を送っていることがわかりました。子どものみならず、成人でも毎日の生活にビタミンB群やカルシウム、マグネシウム、鉄(特に女性)、亜鉛、食物繊維などの積極的な補給が必要です。また、子どもに害のある紫外線を浴びさせまいと過度な日除け対策を行うことで日光浴不足となり、戦後に流行った「くる病」が再び注目されるようになりました。くる病には骨の成長に欠かせないビタミンDが関係しており、大人も慢性的にビタミンD不足になっているという調査報告もあります。特に女性は閉経後に骨がもろくなってしまう骨粗鬆症のリスクもあるため、注意が必要です。

【参考】平成30年「国民健康・栄養調査」の結果 https://www.mhlw.go.jp/content/000681199.pdf

・高齢者

栄養不足は高齢者も例外ではなく、身体に必要なたんぱく質やエネルギーが不足している「低栄養」という症状が75歳以上の高齢者に増えています。主な症状でわかりやすいのは体重の減少。筋肉や脂肪の量が減ることで運動能力が低下します。骨の原料となるカルシウムや骨の形成に欠かせないビタミンDの不足により、骨折のリスクや寝たきりになってしまう危険性も高まります。

5.体力を維持したい冬にぴったりの肝油ドロップ!

肝油ドロップは、何度となく改良が重ねられ、今ではお菓子感覚で食べられるほど食べやすくなりました。最近では、主成分であるビタミンAやビタミンDだけでなく、他のビタミン類が含まれているものや、腸内環境を整える乳酸菌等が配合されているものもあります。

また、食感もやわらく、歯にくっつきにくい肝油もあり、子どもから大人までどの年代でも食べることができます。風邪やインフルエンザ等が流行しやすいこれからの時期、健康管理の為や体力づくり、身体本来を守る力を引き出す為に、自分にあった肝油ドロップを毎日の生活に取り入れてはいかがでしょうか!