美健JUMP! この人に訊く


SPECIAL INTERVIEW
川上麻衣子さん



女優、ガラスデザイナー、経営者とさまざまな顔をもつ川上麻衣子さん。
コロナに負けず、いきいきと輝く秘訣を伺いました。

落ち込むよりもまず行動!


――コロナ騒動に始まった2020年。川上さんにはどんな変化がありましたか?

4月の緊急事態宣言で環境が一変しました。6月に控えていた立川志らくさん演出の舞台が中止になり、その他芸能に関するお仕事が一切なくなりましたね。私は、スウェーデンの小物とガラス作品のお店をやっているのですが、それもクローズ。地方のデパートなどで予定していた催事も、3月にガラス展を開催したのを最後にすべてキャンセルとなりました。

――ぽっかりと空いた時間、どのように過ごされていたのでしょうか?

14歳でデビューして約40年、こんなに長い休みをもらえたのは初めてなんですよ。テレビをつければ、世界中でコロナ関連のニュースばかり。先の見えない不安を感じましたが、〝この状況に落ち込んでいるだけじゃダメだな、何か行動を起こさなきゃ!〟と思い、まず、この機会にお店の在庫整理と経営の見直しをしました。自粛期間中の前半は、ネット販売など新たな販路獲得のため、自宅とすぐ近くのお店・サロンを行き来する毎日。そして後半は、レジ前にシールドやお店入口付近に消毒液を置いたり、換気で窓を開けるために模様替えをしたりと、緊急事態宣言解除後の開店に向けての準備に追われていました。また、5月に入ってから、ボランティアの保護ネコの活動で200~300gの生まれたての子猫を3匹預かり、譲渡会に出すまで育てていたんです。
お世話をしながら、写真や動画を撮ってSNSにアップしていたので、案外ゆっくり、のんびりできる時間はなかったかも。その後、6月4日に無事お店を再オープン、続いて、子猫の譲渡会も終わり、今ようやくひと息ついたところです。

――コロナ対策として、取り組んでいたことはありますか?

当たり前のことですが、手洗い、消毒。騒動が始まった頃はまだ寒くて、空気が乾燥していたので、のどを痛めないよう加湿にも気をつけていました。あとは、食事ですね。外食ができなくなり、3食すべて自炊するようになったので、逆に食生活は整いました。私は薬膳コーディネーターの資格を持っているので、それを生かした栄養管理が徹底できたからです。家に眠っていたストック食材もすべて一掃し、気持ちのうえでもスッキリしました。

美しさは体の内側から生まれる


――白く美しいお肌の秘訣を教えてください。

私、若く見せたい、若く見られたいという気持ちは全くなくて、年相応にできることをやっていけばいいかな、と思っているんです。その中で、発酵玄米はおすすめですよ。発酵玄米を食べるようになってから腸の調子が整い、肌が変わり、とにかく代謝がよくなりました。うちの発酵玄米は、玄米に大豆を加えて炊き、毎日かき混ぜながら炊飯器の中で3日間くらい発酵させるんです。そうすると、お赤飯みたいにモチモチの食感になってとてもおいしいんですよ。しかも、玄米みたいに硬くないので、消化がよくて胃腸にもやさしい。

ちょっと体調が悪い時でも、発酵玄米と梅干、ごまを食べればすぐに回復するので、コロナ対策にもピッタリじゃないかな。あとは、補助的に飲んでいる漢方由来のサプリが、更年期のホットフラッシュやむくみなどの症状を和らげてくれるのでとても助かっています。

――ストレス解消法はありますか? 

コロナ禍でも適度に体を動かしたいので、軽いジョギングやウォーキングを日課にしています。近所の公園をひと回りしてくると、だいたい1~2㎞で30分くらいの軽い運動ができるんです。でも、最近は暑くなってマスクをしながらの運動が辛くなってきましたよね。だから、できるだけ早朝の人に合わない時間帯を見計らって出かけるようにしています。それと、最近気づいたのは、泣くことがストレス解消になるということ。もともと涙もろくて、悲しくても嬉しくてもすぐ泣いちゃうんですけど、それがいいみたいですね。実は私、3匹の子猫を里親に出した時寂しくなってすごく落ち込んじゃったんです。その時、友達に〝我慢しないで泣けばいい〟といわれて、思いきり号泣したら、吹っ切れてすっきりしました。

――最後に、今後の目標を教えてください。

表現することは続けていきたいですね。女優もガラスデザイナーも絵描きも、表現者としての1つの手段。今後、その形や発信の仕方が変わっていったとしても、私が表現できるもの、私の中から生まれるカラーというものをしっかり残していきたいと思っています。この数カ月、制限されることが多かった半面、新たな発見もありました。私自身としては、東京を拠点にしていた仕事が、ネットを通して全国、そして世界にも広がった印象があります。リモートワークもどんどん進化しているので、いずれは、緑豊かな田舎でのんびりと暮らしながら、仕事ができるようになればいいですね。


PROFILE

川上麻衣子(かわかみ・まいこ)

1966年2月5日、スウェーデン・ストックホルム市生まれ。
14歳で女優デビュー。『3年B組金八先生』第2シリーズのヒロイン役で注目を集め、以降数々のドラマや映画、舞台に出演。また、女優業の傍ら、ガラスデザイナーとしての才能も発揮、スウェーデンの小物のセレクトショップ『SWEDEN GRACE』(東京・谷中)のオーナーも務める。